旧電源ユニット「SilentKing4」を分解してみた
先日紹介した新電源ユニットとの交換によって取り出された旧電源だが、今回はこれを廃棄する前に後学のために分解して、異音の原因を探ってみようかと。
旧電源ユニットは「SilentKing4」で、定格出力 550W。メーカーはエバーグリーン。ドスパラの BTO で PC を購入する際、当時の標準搭載電源の容量が 450W だったため、少し余力を持たせるために選択購入した電源。
巷ではエバーグリーン製の電源について、安定性や静音性などの性能面で色々と酷評もあったが、こいつは安価であったにも関わらず、今回の異音が発生するまでの 4 ~ 5 年間は何の問題もなく、静かにしっかりと働き続けてくれた。感謝。
SilentKing4 を分解
では、まずは早速ファンのカバーから取り外していく。取り外しにはプラスドライバー 1 番を使用。
基本ネジ止めだけなので、あっさりと分解可能。ファンカバーを取り外したら、次は本体カバーを止めているネジを外していく。
本体カバーもあっさりと取れる。ちなみにネジのひとつはシールの下に隠れてた。
別角度から。安物の電源は中身スカスカって聞いてたのでもっと隙間が多いかと思いきや、意外にしっかりと中身が詰まってた。それともこれでもスカスカな方か?電源分解するのはこれが初めてなので、比較対象がなく全然分からないが。
今回の異音騒動の原因となった電源内蔵ファン。ある程度定期的に掃除していたものの、やっぱり埃だらけ……
よくよく調べてみるとファンの羽根の回転軸部分に隙間があり、触れてみると結構ガタが来ていた。多分この部分の劣化が今回の異音の原因となったと思われる。
分解してみて初めて知った電源の構造と、今回の異音の原因。音さえ気にしなければ電源ユニット自体はまだ使えそうだが、もう分解してしまったことだし、ここはおとなしく廃棄処分することに。
……もっとも処分するまでに他に使い途が見つかれば、リサイクルする機会もあるかもしれないが。
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