インシュレーターを外して初めて気付くその効果
ホームシアターのサラウンドスピーカーを導入した際、PC 用スピーカーに使用していたインシューレーターをサラウンドスピーカー側に移植したが、そこで初めてインシュレーターがこれまでもたらしていた効果に気付くことになった。
最初インシュレーターを PC 用スピーカーに導入した時には全くと言っていいほど音の変化には気付かなかったが、約 2 年ほど使用し続けてからいざインシュレーター無しで聴いてみると、明確にというわけではないが、それでも確かに音の変化を実感した。
実際に感じ取れたのは、低音域は微妙にボワつくような、高音域は若干響きが強いような、そんなマイナス方面の変化で、この変化にはかなり驚いた。
すげぇ、インシューレーターの効果ってオカルトじゃなかったんだ!と(笑)
ちなみに使用している PC 用スピーカーはオンキヨーの「GX-70HD」で、インシュレーターはオーディオテクニカのハイブリッドインシュレーター「AT-6099」。
ピュア派にとっては鼻で笑うにも値しないかもしれないが、これはこれで価格の割に十二分な性能を発揮してくれる良コストパフォーマンスな組み合わせであり、PC で普通に音楽聴きたい人間にとっては音質良好、定位感抜群のお薦めの一品。
インシュレーター効果か、あるいは別の何かか
それだけにインシューレーターを外しただけでこれだけの変化を実感したのは割と驚愕だが、恐らく原因はインシュレーターだけではないという感じもしたりする。
というのも PC 用スピーカーを設置している場所自体が、スピーカーを設置するのには普通に問題が多い場所だったりする。
右側(アンプ内蔵側)はまだそれなりに頑丈なデスクの天板上にしっかり乗っているからいいが、問題は左側のスピーカー。
見ての通り不安定極まりないスチールラック上に鎮座している状態。一応厚手(2mm)の透明シートを敷いてはいるが、これでは低音域も高音域も本来の響きを出せないのは必定。
多分これまでも性能を生かし切れていない状態ではあったと思うが、そこをインシュレーターを噛ませることで微妙に音質の底上げをしてごまかしてきたのを、それを無くしたことで本来の劣悪環境下に逆戻りしてしまい、素人耳にも聴き取れるレベルでの変化として現れたというのが本当のところだろうか。
インシュレーターを外しても設置場所が右側スピーカー同様しっかりした板の上ならばもう少し変化もマイルドだったと思うが、スペースの関係上ここ以外に場所の確保が難しいという事情があるため、しばらくはこの状態のまま使い続けることになりそうだ。
だか、他にもスピーカーの高さが耳の高さと合っていないという問題の解決のため以前からDIY等でのスピーカースタンドの導入は検討していたので、スタンドさえ導入すれば無くなったインシュレーター分の補完はある程度できるのでは……とも考えていたりする。
まぁ素直にもう一組同じインシュレーター購入すれば話は早いのだが。安いし(笑) でもスピーカースタンドの自作も一度はチャレンジしてみたいので、どちらが先になるかはこれからの検討次第。
……両方導入する可能性が高そうではあるが(笑)
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