It's my pc life…

ふと気がつけばいつの間にやら PC と出会い20年超の、初級者以上中級者未満の徒然 PC 生活記録

第3世代Ryzen最適化メモリ「G.Skill Trident Z Neo」を導入してみた

2020年10月11日 2020年10月11日

 昨年組んだ第3世代Ryzen Ryzen7 3700Xマシンに、1年掛かってようやく当初から導入予定だった第3世代Ryzenに最適化されたG.SkillのOCメモリ「Trident Z Neo」のDDR4-3600/CL16の16GBを導入することに成功した。

 1年掛かった理由としては、単純に品切れ状態が続いていたことと、価格が安定せず高額だったことの2点。ただ最近はメモリの価格も落ち着いてきており、そのタイミングでコロナ禍による助成金やら地域振興券やらで臨時収入が入った上に、よく利用するショップにちょうど良く狙っていた第3世代Ryzenに対する性能とコストのスイートスポット(3600MHz/CL16)に該当する「F4-3600C16D-16GTZN」が入荷していたことにより、思わず脊髄反射でポチっとな(笑)。

 昨年のPC自作の際に取り敢えずの間に合わせとして搭載しておいたG.SkillのFLARE Xシリーズ「F4-3200C16D-16GFX」もRyzen用に選別された高品質のOCメモリで性能的には決して不満は無かったが、どうしても巷で高評価過ぎる「Trident Z Neo」の魅力には抗えなかった……

G.Skill Trident Z Neo 開封&外観チェック

 G.Skill Trident Z NeoはG.Skillの人気メモリ「Trident Z」の新Verとなり、第3世代Ryzen+X570チップセット環境に最適化された高品質なオーバクロック仕様のDDR4メモリ。

 パッケージにあるように、メモリモジュール上部に8分割アドレッサブルLEDイルミネーションバーを搭載している、いわゆる外観が「ゲーミング仕様」のメモリとなる。
 LEDライトバーの有無はメモリ性能とは直結することはなく、しかしながら価格には直結することから、有りか無しかで言えば同性能のメモリならない方がコスト面では助かるだろうが、自作PCは自己満足の塊なのでこれが良いんです……

 メモリモジュールはシルバーとブラックのツートンカラー仕様のヒートスプレッダで覆われており、上部にはLEDイルミネーションバーを備えている。ちなみにデザインは裏表共に共通。

 上部のLEDイルミネーション部分を覆う、「G.SKILL」のロゴが入った半透明のディフューザー。

 放熱の要となるヒートスプレッダは二重仕様。

 ヒートスプレッダ上部はかなり鋭利に仕上げられているため、メモリ取り付け時は手袋などをしていないと怪我をする恐れがあるため要注意。

G.Skill Trident Z Neo 取り付け及び各種設定

 G.Skill Trident Z Neoを早速Ryzen7機に導入開始。

 とは言ってもメモリの換装自体は単に既設メモリを外して付け換えるだけなので、作業は数分もかからず終了。取り付け前はメモリとCPUクーラーの干渉が気になったが、取り付けてみれば杞憂に終わった。
 ただTrident Z Neoの全高は約44mmと、これまで使用していたFLARE Xの39mmよりも数mm程度ではあるが高く、CPUクーラーの種類や取り付けるメモリ枚数によっては干渉する可能性もあるため、気になるなら事前にチェックしておいた方が吉。

 Ryzen7機に使用しているCPUクーラーの「風魔 弐」は、フロント部分のファンの位置をずらして設置できるため、多少のメモリ高には対応できるようになっている。
 しかしそうした対応が難しい場合、下手をするとメモリ高の関係でメモリが設置できずに、メモリを諦めるかそれともさらにコストを掛けてCPUクーラーを交換するかを迫られる羽目になりかねないので……

 電源をONにするとLEDイルミネーションが発行開始。最初は2枚とも発光パターンが同一で同期していたが、そのままだと徐々にズレていくため、LEDの発光パターンは別途設定が必要となる。
 LED発光パターンの設定は、マザーボードに標準搭載される(ASUSなら「ASUS AURA Sync」など)ライティング制御機能や、G.Skill純正アプリである「Trident Z Royal Lighting Control」で行うことが可能。

 今回導入した「F4-3600C16D-16GTZN」はOCプロファイル(XMP)にして初めて3600MHz/CL16で動作するため、標準のままだとSPDの2133MHz/CL15でしか動作しないので、メモリを換装したらOCプロファイルを必ず設定する。
 第3世代Ryzen用に最適化されたTrident Z Neoシリーズなら予め用意されている該当XMPを選択するだけで簡単かつ安全にオーバークロックできるため、非常に手軽かつ安心感がある。

FLARE X 3200MHz/CL16 VS Trident Z Neo 3600MHz/CL16 性能比較チェック

 今回性能的な不満はないにも関わらずTrident Z Neo 3600MHz/CL16を導入した理由としては、AMDのCPUであるRyzenシリーズはその構造上処理能力にメモリ周波数の影響を強く受け、かつメモリ性能のスイートスポットが3600MHz//CL16であるという公式見解があったため、どうしても試してみたかったというのが最たる理由。

 ピカピカ光るLEDイルミネーションは、あくまでも意図せずそれにくっついてきたおまけということで……

 では、早速これまで使用してきたFLARE X 3200MHz/CL16と、新規に導入したTrident Z Neo 3600MHz/CL16の性能比較評価開始。

 まずはこれまで使用してきたFLARE X 3200MHz/CL16から。設定は搭載されているXMPプロファイルそのままで、特に手動で弄った項目は一切無し。

  • CINEBENCH R20:4,477pts
  • PC MARK 10:5,867
  • Handbrake 30分アニメエンコード:約21分
  • Handbrake 120分洋画エンコード:約118分

 お次はTrident Z Neo 3600MHz/CL16。

  • CINEBENCH R20:4,561pts
  • PC MARK 10:5,937
  • Handbrake 30分アニメエンコード:約20分
  • Handbrake 120分洋画エンコード:約133分

 結果:何か微妙。

 CINEBENCH R20とPC MARK 10はちょこっとだけだが順当にスコアは向上しているが、一番気になっていたHandbrakeの動画エンコード結果が想像以上に芳しくない……30分アニメのエンコード時間の結果は誤差程度、120分洋画に至っては明らかに遅くなってる……

 ちなみにFLARE Xの標準となるSPDプロファイル 2133MHz/CL15と、XMPプロファイル2400MHz/CL17時のベンチ結果がこちら。

FLARE X 2133MHz/CL15のベンチ結果。

  • CINEBENCH R20:4,625pts
  • PC MARK 10:5,852
  • Handbrake 30分アニメエンコード:約20分
  • Handbrake 120分洋画エンコード:約117分

FLARE X 2400MHz/CL17のベンチ結果。

  • CINEBENCH R20:4,535pts
  • PC MARK 10:5,794
  • Handbrake 30分アニメエンコード:約21分
  • Handbrake 120分洋画エンコード:約121分

 どういうことだってばよ。

 待望のTrident Z Neo 3600MHz/CL16が優れているのはPC MARK 10のベンチ結果だけで、後は3200MHzどころか、2133MHzにすら劣ってるとか……

 まあ劣っているとは言ってもあくまで数値上の話で、それもかなり微妙な誤差の範囲内。実際にPC動作上の体感では性能向上も低下も感じられない。ただひとつ、Handbrakeの洋画エンコード時間を除いては。

 別段PCでゲームをしない身として、より高性能なメモリを導入して期待したのは、Handbrakeによる動画エンコード性能の向上だったので、この点で性能向上が感じられないのは地味にショック……
 しかしながらTrident Z Neo 3600MHz/CL16はRyzen特化の高品質OCメモリのため、既に用意済みのXMPプロファイルからさらに手動でクロックやタイミングを詰めていける可能性は十分にあるので、より良い性能を追求してこれからちょくちょく試して行きたいかと……PCがぶっ壊れない範囲で。

G.Skill DD4 SDRAM(288pin) DDR4-3200/PC4-25600 容量:16GB(8GB×2枚組)
SPD:DDR4-2133 CL15-15-15-36 1.20Volt
XMP2.0:DDR4-3200 CL16-18-18-38 1.35Volt
詳細情報:【Amazon】【PC SHOP ark】【G.Skill公式

 図らずとも今回の一件で、第3世代Ryzen用メモリとして一番人気のTrident Z Neoシリーズに勝るとも劣らぬ高性能ぶりを証明してしまった、見た目地味だが実力派の高性能メモリ。
 LEDイルミネーションこそ搭載していないが、Ryzen用に高選別された3200MHzをカバーするメモリかつ、お値段もかなり手頃(1万円~1万3千円前後)な優良メモリ。Trident Z Neoに変な憧れや拘りがないなら、第3世代Ryzen用メモリはこれで十分。ホントに……

G.Skill DD4 SDRAM(288pin) DDR4-3600/PC4-28800 容量:16GB(8GB×2枚組)
SPD:DDR4-2133 CL15-15-15-36 1.20Volt
XMP2.0:DDR4-3600 CL16-16-16-36 1.35Volt
詳細情報:【Amazon】【PC SHOP ark】【G.Skill公式

 第3世代Ryzen+X570チップセット環境に最適化された、公式も認めるスイートスポット3600MHz/CL16を満たす高品質OCメモリ……のはずが、結果としては微妙に終わってしまったのは残念。これから手動で設定を詰めて行き、化けてくれることを願う……

 ただ実感としては性能が向上したとは感じないが低下したとも感じず、LEDイルミネーションが輝くその様は大満足のひと言。自己満足って大事っていうお話。

G.Skill DD4 SDRAM(288pin) DDR4-3600/PC4-28800 容量:16GB(8GB×2枚組)
SPD:DDR4-2133 CL15-15-15-36 1.20Volt
XMP2.0:DDR4-3600 CL16-19-19-39 1.35Volt
詳細情報:【Amazon】【PC SHOP ark】【G.Skill公式】

 タイミングにさえ拘らなければ、こちらのメモリの方が断然お薦め。タイミングがCL16-19-19-39となっている以外はほぼ同等の性能かつ在庫も豊富で入手しやすく、価格も非常にお求めやすくなっている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

コメント更新情報

トラックバック

トラックバックURL:https://itsmy.first-pclife.com/hardware/storage-memory/post-1371/trackback