Nexus7(2013)で視聴する場合に最適な動画解像度比較
最近通勤中での録画アニメ消化がデフォの日々となっているが、Nexus7 で動画を視聴するためには、動画をエンコードする必要があるのは承知の通り。
アニメの録画は私の場合主にスカパー!で行っており、動画解像度 は1440 x 1080 とフルではなく通常のハイビジョン形式のものが大半となっている。
視聴に利用する Nexus7(2013) はフル HD(1920 × 1080)対応のため、単純に画質のみで言うならば無圧縮のまま視聴するのが一番良いとは思う。
しかしここで問題となるのが Nexus7 の内蔵メモリ容量。私の Nexus7 は 32GB モデルのため、数字だけで見れば BD-R 1 枚分(25GB)は丸々入るわけだが、他にもシステムやアプリ、その他のファイル等の容量も当然必要なため、動画に割り振れる容量は大体 5GB ~ 10GB が精々といったところ。
つまり最低限視聴に耐えうる(自分で見て「綺麗」と思える)画質を維持できる解像度を見極められれば、それだけ容量節約に繋がるわけである。
今回は同じ動画をそれぞれ別解像度でエンコードし、Nexus7 上での解像度及び容量の違いを比較してみた。
ちなみに今回の実験条件は以下の通り。
■ エンコード使用PC OS : Windows7(64bit)SP1
■ エンコード使用ソフトウェア : HandBreak Ver.0.9.8
■ 圧縮形式 :mp4 形式
■ Nexus7(2013)OS Ver : Android 4.4
■ Nexus7(2013)視聴利用ソフト : MX動画プレーヤー Ver1.7.22
なお、Android は新バージョンの Ver4.4 ではなぜか旧バージョンよりも動画の再生能力が劣化しているとの情報があったが、ここではその差違はあまり気にしないものとする。
そこまで気にし始めると収集つかなくなるので(笑)
解像度比較
それでは比較開始。ちなみに動画は「まおゆう 魔王勇者」より。同じ動画を mp4 形式で、以下の 5 つの解像度でエンコードしてみた。
まず解像度720×544 容量130MB
次は解像度960×720 容量203MB
解像度1120×848 容量280MB
解像度1280×960 容量378MB
最後は解像度そのままで、解像度1440×1080 容量492MB
容量を見ると、解像度が1段階下がる毎に約100MBほど落ちる模様。画質的にはさすがに720×544は他と比べて劣化がひと目で分かるぐらいの差が見られるが、他の解像度についてはひと目で画質の差を見極めるのは難しいレベル。
このままだと分かりづらいので、駄肉魔王様を少し部分拡大。
解像度720×544拡大。各所のアラが明確に目立つ。
解像度960×720拡大。この時点でもうアラはほとんど目立たなくなった。
解像度1120×848拡大。
解像度1280×960拡大。ん?1120×848より劣化してる?キャプチャ時の差?
最後。解像度1440×1080拡大。
Nexus7(2013)での視聴は解像度 960 × 720 がベストバランス
結果を見てみると、正直解像度 960 × 720 以降では、いくらフル HD 液晶とはいえ 7 インチサイズの Nexus7 上で視聴する限りはほとんど差は感じられなかった。
正直解像度 960 × 720 なら動画容量は約 200MB 程度なので、12 話分全部で 200MB × 12 = 2.4GB と容量的にもまあまあ。もっともこれは動画により大きく異なるが。
容量の大小は単に内蔵メモリの節約のみならず、エンコードにかかる時間及びファイルを移動する時間にも大きく関係するため、容量は可能な限り小さい方が時間も節約できてお薦めだったりする。
画質の良し悪しは視聴する人によって様々なので一概に結論づけるのは難しいが、取りあえず Nexus7(2013)での視聴なら解像度は 960 × 720、少し不安な人は 1120 × 848 程度にしておけば画質と容量のバランスが取れて良いのではと思う。
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