It's my pc life…

ふと気がつけばいつの間にやら PC と出会い20年超の、初級者以上中級者未満の徒然 PC 生活記録

エラーメッセージが表示され、OS が起動しない【CMOS 編】

2016年3月10日 2016年3月13日

 突然母親から「PC が起動しない!」と緊急コール。どうせまたイージーミスかなんかだろうと思いつつ母親の PC を確認してみると、知ってはいたけれど実際に見たのは初めてとなる、BIOS から送られる CMOS(BIOS に関する情報を記憶するメモリ)に関するエラーメッセージで、表示内容は以下の通り。

CMOS Settings Wrong
CMOS Date/Time Not Set
Press F1 to Run SETUP
Press F2 to load default values and continue

 これは恐らく COMS を維持するためのボタン電池の残量が不足し BIOS の設定情報が保持できなくなったため、エラーが返ってきているものと推測。
 母親の PC は購入してから約7年、しかも使用頻度はそれほど多くなかったため、CMOS 維持のための電池残量不足による BIOS 初期化は十分に考えられる。

CMOS 維持の電池残量不足は M/B 上のボタン電池さえ交換すれば解決だが……

 まずは問題の発生した環境と、発生問題の原因及びその解決方法をまとめて紹介。

【問題】:
 ボタン電池の消耗による CMOS に記憶された内容がクリアされたことによるエラー

【原因】:
 CMOS を維持するために マザーボード上に設置されたボタン電池の消耗

【解決方法】:
 マザーボード上のボタン電池の交換

【環境】:
 OS:WindowsXP Media Center Edition 32bit

 今回の問題は PC のシステムエラーと言うより、経年劣化と言った方が正しい類のトラブル。どんな PC でも BIOS の設定をボタン電池の電力頼りで CMOS という揮発性メモリに記憶しているという構成上、時期のズレはあれどんな PC でも長く使用していればいずれは起こりうるトラブルとなる。

ボタン電池の交換による現 PC の継続使用 or コストをかけて新 PC の購入

 この問題に対する最も低コストかつ単純な解決方法は、マザーボード上に設置されているボタン電池を新品の電池と交換すること。
 この作業だけ聞けば何ひとつ難しいことがないように聞こえ、実際に作業は電池の交換なので一切難しいと感じる作業ではない。
 が、「パソコンを開いて作業する」というのは、PC 初心者の目に対しては極めてハードルの高い困難な作業に映ってしまいがちなのが悩みどころ。

 もし「ボタン電池の交換」という自分でやればワンコイン以下のコストしかかからない作業をメーカー等に依頼した場合、ぼったくりどころではない費用を吹っかけられてしまうのは目に見えているし、その上修理に出した PC が手元に返ってくるまでかなりの時間もかかる(自分で作業した場合、30分かからない)。

 よってボタン電池消耗による CMOS クリアという事態が起こった場合、ボタン電池交換以外にもうひとつ考えられる解決策が「新 PC の購入」となる。

 というのも、PC を普通に使用していた場合 CMOS を維持するボタン電池は軽く5年以上は持つため、電池切れが起こる頃には PC は十分買い換えを考えても良い時期になっていることがほとんどとなる。
 もちろん愛着のある、あるいは仕事などで現在の PC を使い続ける必要があるなどの理由があるなら、何かしらの手段でボタン電池の交換を行えばいいし、そうでないなら電池交換だけのために無駄な修理費用をかけるくらいなら、その費用を新 PC に投入した方がよほど有意義となる。

 今回の件もさすがに7年使い続けた WinXP PC はさすがにハード的にもソフト的にも寿命と判断できるだろうし、多少コストがかかってもここで新 PC を購入した方が何かと幸せになれるのは間違いない。

 ……間違いないが、それにしても年末年始にかけて馬鹿みたいに予定外の出費が続いた現在の状態ではかなりキツいものが……ふぅ……

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