旧 SSD vs 新 SSD ベンチマーク計測による性能比較
先日OSのクローン作業にて換装した旧SSDと新SSDだが、取りあえずベンチマークを計測してみたのでどれぐらい性能が向上したのか比較してみることに。
ちなみに現時点までで体感による性能向上は
ほぼなしである(笑)
唯一Photoshop起動時のストレスが勘違い程度には軽減されたかな……程度。
ちなみに先日も紹介した、CFD販売公式サイト記載のCSSD-S6T256NHG6Qの公称ベンチマーク及び測定環境は以下の通り。
- SSD:CSSD-S6T256NHG6Q
- CPU:Corei7 4770K
- マザーボード:Gigabyte GA-Z87X-UD3H ver.1.0
- メモリー:DDR3-1600 4GB×2
- OS:Windows8.1 64bit
- 使用ソフト:Crystal Disk Mark3.0.3×64
今回はまず何もデータを入れていないOSインストール前の状態でのベンチーマク計測と、OSインストール後の実測値とこの公称値の比較、そしてその昔計測した旧SSDのベンチマークとの比較をそれぞれ行っていく。
ちなみにベンチマーク計測を行ったPC環境は以下の通り
- OS : Windows7 Professional 64bit
- M/B : ASRock H77 Pro4/MVP (Intel H77 ExpressChipSet ATX M/B)
- CPU : Intel Core i7-3770 (QuadCore/3.40GHz/IntelSmartCash 8MB)
- Memory : Hynix DDR3SDRAM PC3-12800 4GBx4 (800MHz/DualChannel)
使用ベンチマークソフトは公式サイト同様Crystal Disk Mark Ver.3.0.3 (64bit)、M/Bとの接続はSATA3 (6.0Gbps)にて。
新品(OSインストール前)状態でのベンチマーク計測
まず最初はM/Bに接続後フォーマット作業のみ行った、OSインストール前の新品状態で計測。
まずはデフォルトのランダム計測にて。
続いて0 Fillにて計測。
最後は1 Fillにて計測。
OSインストール前の計測のため公称値とは同条件かは不明だが、どの値もほぼ概ね公称値と同等かそれ以上の値を弾き出した。
唯一NCQによる性能向上を計測する「4K QD32」のWriteの値のみ若干低めだったが、特に気になるレベルではないので問題なし。
この結果から少なくともOSインストール前の状態では、CSSD-S6T256NHG6Qは公称値に嘘偽りない性能を有していると判断できる。
OSインストール後のベンチマーク計測
次はOSインストール後のベンチマーク計測を行う。旧SSDの性能もOSをインストールした状態で計測したので、ある意味これが一番フェアな条件下での計測となる。
デフォルトのランダム計測。OSをインストールした状態では全体的に数値が下がるのが当然だが、4K QD32の値が半分以下と極端に下がっている。
0 Fill計測。全項目のWrite値が極端に下がってしまった。
1 Fill計測。0 Fill同様Writeの値が非常に芳しくない結果に。/p>
OSをインストールすると性能値が下がるのは理解できるが、元の値が高かっただけにここまで下がるものなのだろうかと少し残念な結果に。
旧SSDとのベンチマーク比較
最後に現PC導入時に計測していた旧SSDとの性能比較。ただ条件は同一ではなく、
- 旧SSDはOSクリーンインストール直後だが、新SSDは数年使い込んだ状態のOS
- 旧SSDの計測ソフトは同じCrystal Disk Markだが旧Ver
等の大きな違いがあり、取り分け数年間使い込んだOSをそのままクローンで使用している新SSDに取っては不利な条件下での性能比較となる。
ちなみに旧SSDは「Intel 520 SSDSSDSC2CW120A310-M 120GB SATA3」となる。
まずはデフォルト(ランダム)計測。左が新SSDで、右が旧SSD。Readの値は新SSDが4K以外の項目にて大差で圧勝。Writeに関してもSeq及び512Kに関しては文句の付けようもないが、4K及び4KQD32の計測値で旧SSDに大きな差をつけられて敗北している。
0 Fill計測では立場が逆転。Read値に関してはどれも新SSDの勝利だが、Write値に関しては旧SSDが極めて高い性能を見せ、新SSDが惨敗を喫する形になってしまった。
……というか4KQD32の値なんて、CFDの公称値よりも遥かに上なんだが……
体感性能的に差はなく文句もないが、もう少し良い結果を残して欲しかった
OSの使用期間やケーブル、そしてM/BがIntelのチップを使用しているので、東芝製の新SSDよりもIntel製の旧SSDの方が有利な条件であったのは否めないが、個人的には少し残念な結果に終わってしまった。圧倒的な性能を見せろとは言わないので、少なくとも全値同等程度にはなってほしかったところ。
とは言えRead値に関しては文句の付けようもないほどに高性能で、Write値が低いと行っても元々が高速なSSDのため体感的に判別できるほどの差は今のところ全く出ていないので、特に不満はないが。
少なくともOSインストール前の状態では、よりSSDに適応したWin8.1環境で計測した公称値と互角以上の計測値を見せていたので、この点に関しては非常に満足ではある。
今回SSDを換装した主目的は枯渇してきた容量問題の解決だったので性能はさして気にしていなかったが、次に新PCを導入する場合は性能的な面でも少し考察してSSDを選択してみようかと。
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